雑学

なぜ、男と女は分かり合えない?脳の仕組みを理解して会話に利用しよう

今回は男と女の脳の違いを理解して、異性との会話を円滑にする方法をご紹介します。

記事の内容は男女差別を助長するためのものではなく、男と女の脳の仕組みについてご紹介します。
それを仕事や日常生活に活かすことで良い結果に繋がるのです。

男と女の脳の仕組みは全く違います。
それを利用してあなたも、会話をコントロールができるようになりましょう。

結論:男と女では脳の仕組みが違う。会話も噛み合わない

結論から言うと、男と女の脳は全くの別物です。
それを営業活動、社内の上申や恋人、家族との会話に利用することができれば良い結果になります。

実は現代の人間の脳は古代の狩りを行っていた時代の面影が残っています。
つい数百年前まで狩りをしてきた人間は、現代の社会に脳が追いついていません。
なので脳には古代の狩りをしていた時代とあまり変わっていないのです。

男の脳は「空間把握」の力に優れている

男の脳は「空間把握」がすぐれています。

なぜならば何千年と続いた狩りの時代で男にとって、必要な能力だったからです。
獲物をつかまえるために必要な能力のため、男の脳は「空間把握」が優れています。

女の脳は「空間把握」の力は低い

逆に女の脳は「空間把握」の能力は低いです。

なぜならば古代の時代は獲物を追いかける必要がなく、男以外の生物を追いかけたことがなかったからです。
よく言われる「地図が読めない女」の由縁は「空間把握」の能力が低いことからきています。

男が優れていて、女が劣っている訳ではない

ですが男が優れていて、女が劣っていると言いたい訳ではありません。
「7つの習慣」ではこのような記載があります。

夫と妻は状況をそれぞれ違う目で見ている。その違いが二人の間に溝をつくって引き離し、関係にヒビを入れている。しかし、その違いがあってこそ、二人がもっと近づき、絆を強くすることもできるのである。

著 スティーブン・R・コヴィー 7つの習慣 第6の習慣 シナジーを作り出す

男と女の脳には長所と短所があり、それを補い合うことで絆を深め合うことができます。
それを最大限、深め合うためにお互いの違いを理解しておく必要があるのです。

ちなみに女の脳は「空間把握」の能力は劣っていますが、優れている部分があります。
次項からご紹介していきます。

まとめ

・男は空間把握の力に長けている。
・女は空間把握の能力が低い
・だからと言って男が優れている、女が劣っている訳ではない。

女の方がマルチタスクに作業をこなせる。その理由とは?

脳には論理的な思考ができる右脳と、感情的な思考をつかさどる左脳があります。

男の場合は右脳と左脳を接続するケーブルが極端に少ないため、一つのことしかできません。
歯磨きする時は鏡の前に仁王立ちをして、歯磨きに集中する必要があります。

「話を聞かない男」と言われる由縁はこれにあります。
何かものごとを考えている時や作業をしている時は他のことが疎かになるためです。

ですが、女の脳はこの右脳と左脳を接続するケーブルがたくさんあります。
なので、二つのことを同時に行うことができます。
例えば化粧をしながら、友達と電話をしたりすることが可能です。

さらに、会話の中に感情を含めることができるので、相手の気持ちを汲み取ることが得意です。

男の脳と女の脳には「程度」もあるし、例外もある

男の脳と女の脳の違いについてご紹介してきましたが、個人差があります。
男の約15%は女っぽい脳を持っていて、女の約10%は男っぽい脳を持っています。

自分は男脳なの?それとも女脳なの?


こういった疑問が出てくると思いますので、あなたがどちらの脳なのかがわかるテストがあります。
興味がある方は、下記の本にテストがあるのでやって見てください!

↑話を聞かない男、地図が読めない女 第3章 男女脳テスト P,90

まとめ

・右脳は論理をつかさどる脳で左脳は感情をつかさどる脳
・男は右脳と左脳の接続が弱く、女は接続が強い
・女はマルチタスクで、複数の作業をこなせる
・男は1つのことにしか集中できない
・しかし例外はあるので、知りたい場合は男女脳テストを実施する

男と女は1日にする会話の量がまったく違う?

男と女では1日の会話量が全く異なります。
例えば仕事から帰ってきた男は、女に大量の話されるとこのように思ってしまいます。

仕事から疲れて帰ってきたのに、彼女がすごく話しかけてくる‥
少し休憩させてよ‥

逆に家で、家事などをして過ごした女はこのように思ってしまいます。

なんで私の話を聞いてくれないの?
私と話したくないのかな‥

このような食い違いが発生してしまうのは、脳の仕組みが違うためです。

女は1日に○回の会話をしなければ気が済まない?

女の脳は会話を通じて人間関係を作ることを最優先にしています。
なぜならば、古代の時代は仲間外れになることが命に関わることだからです。
家庭を守る役目を追っていた女にとって大切な仕事です。

お互いに協力し合わなければ生きていけなかったため、会話がたくさんできる仕組みになっています。

現代の女も名残が残っていて、1日平均で6000語〜8000語の単語を話します。
さらに言葉にならない声や音を2000回〜3000回、ボディーランゲージも8000回〜10000回程です。

合計で1日平均、2万回のコミュニケーションをします。

男は1日に○回の会話をすれば良い?

男の脳は、会話することには向いていません。
古代時代にはあまり必要のない能力だったからです。

男が1日に話す平均の単語数は2000語〜4000語です。
さらに、言葉にならない声や音は1000回〜2000回ボディーランゲージは2000回〜3000回程になります。

合計で1日平均、7000回のコミュニケーションをします。

これが、仕事帰りの男があまり話さないと感じる原因なのです。

男は仕事でほとんどの会話を使い切ってしまう

男は仕事が終わると、ほとんどの「会話」を使い切ってしまいます。
なので家に帰ってきても会話をすることができません。

女性の場合も仕事で「会話」を使い切った場合、帰った後も話そうとはしません。
ですが1日中、家で家事をしていたり仕事であまり話せなかった時は帰宅後に「会話」を消費しようとします。

その違いは理解しておかなければ次項のようになり、お互いのイライラに繋がってしまいます。

まとめ

・男が1日にできる「会話数」は平均7000回
・女が1日にできる「会話数」は平均2万回
・男は仕事が終わると「会話数」を使い切ってしまい、話せなくなる。

男と女の会話とは?女は話し足りなくなってしまう。

前項のことを理解していないと男は下記のような会話で苛立ちを覚えてしまう。

おかえりなさい!今日はどうだった?

まあまあだね。

ブライアンから聞いたんだけど
大型の契約がいよいよ佳境なんですってね。どうなったの?

うまくいったよ。

それはよかったわね!あの人扱い憎いお客さんだもの。
あなたのアドバイスは聞いてもらえそう?

そうだね。

このような会話になると夫が拷問のように感じて苛立ちを覚えます。
男は心の静けさを求めているのです。

話題を変えようと「妻」の話に切り替えようとするとこうなってしまいます。

きみのほうはどうだったの?

それがね‥結構たいへんだったのよ!
結局、街に出ないことにしたの。
というのも従兄弟の親友がね‥
今日はストライキだって言うから‥
だから天気予報で晴れるっていうから、この間買ったドレスを来て散歩しに行ったの!

このように女の脳は1日の「会話」を使い切ろうと、ひたすら話始めます。

夫は我慢の限界になってしまいます。
「一体なんのための会話なのだ」となってしまうのです。

ここで、男の人がイライラしないための解決策をご紹介します。

解決策は求めていない。女の話をただ受け止めるだけで良い

男の脳は、右脳の力が強いため「問題解決」をしなければならないと考えてしまいがちです。
ただストレス発散で聞いて欲しいだけの女の話に対して解決策を考えようとするため、イライラしてしまいます。

だから女の話には「うんうん。」「そうだね。」「大変だったね。」と共感すれば良いのです。
一番やってはいけないことは「求められてもいないアドバイス」です
絶対にやめましょう。

ただ聞くだけで良いのです。

男はアドバイスされるのは大嫌い。そのくせ解決案は出したがる

男はアドバイスをされるのは基本的に大嫌いです。
なんでも自分で解決したいと思う生き物なのです。

男は自力で物事を解決したいと感じていたい生き物で、自分より良い解決案を出してくれそうな時以外は親友にさえ、悩みを打ち明けません。
なので男から求めてこない限り、アドバイスはしてはいけません。

男はアドバイスをされるのが嫌いなくせに解決案は出したがります。

男の頭は論理的で、問題解決に向いているからです。
会議室やレストランに足を踏み入れた男は、まずは部屋をざっと見渡して修理や直さなければいけないところを見つけ出し、解決案を考えます。

このように男は「問題解決マシーン」だということを理解しましょう。

女が悩みを打ち明ける時は聞いて欲しいだけ。

女が悩みについて会話をするのは「ストレスの軽減」のためにすぎません。
聞いてもらいたいだけで、解決して欲しいとは思っていないのです。
会話をすることで、スッキリするのが女の脳です。

それを理解しない男は「問題解決マシーン」となり、女の悩みに解決案を提示しようとします。
反して女は答えが欲しい訳ではなく、聞いて欲しいだけなのでイライラします。

なので、男性はこれを理解して「問題解決マシーン」を押さえて「話を聞くマシーン」にならなければなりません。
これを実現することでよりより関係を築くことができます。

女はストレスの軽減のために会話をする

女はストレスが溜まったり、強い重圧やプレッシャーを受けると喋りまくります。
それがストレス発散になります。

女は友達を相手に悩みを事細かく説明する生き物です。
今の悩み、過去の悩み、起こるかもしれない悩み、解決しようもない悩みなどの全ての悩みが話題になります。

話があっちこっちに行くので解決しないことも多々あります。
女が友人に悩みを打ち明けるのは信頼と友情の印です。

しかし、男はそれを聞かされるのは苦痛に感じます。
男は「問題解決マシーン」なので「要するにどういうこと?」と真剣に解決したくなります。

ただし、女はそれを求めていません。
女が興奮して会話をしている時に、解決策を提案したり感情を踏みにじることを言ってはいけません。

話を聞いているそぶりを全面に押し出し、全力で共感をすることで信頼関係を深めることができます。

男はストレスを感じると黙る

女はストレスを感じた時に他の誰かに話すのに対して、男は自分自身に話しかけます。

プレッシャーやストレスを感じた男は問題解決をするために右脳をフル回転させます。
その結果、左脳がお留守になるので会話ができなくなるのです。

女はその沈黙が怖くて、「何を考えているの?」と話しかけてしまいます。
しかし男は物事を考えるので精一杯のため適当な反応しかできません。

そこを理解することで男に対し「今は考え事をしているんだな。そっとしておこう」と行動を変えることができます。

まとめ

いかがでしたか?
男と女の脳はまるで違います。

男女差別ではなく、男と女は違うということを理解しましょう。
そうすることで日常生活や仕事で優位に振る舞うことができます。

アクションプランを実践して生活を変えていきましょう。

本記事の参考文献↓